よくあるご相談
以下はこちらでよく相談される内容と、それぞれに対する私のおおまかな方針です。どうぞ参考になさってください。私はこれらのお悩みのベースにアダルト・チルドレンであることがとても多いと感じています。実際には、お話をしっかりお聴きし、ご一緒に中身を整理・検討しつつ、ご自身が納得いくような変化をサポートいたします。
※アダルトチルドレン(AC)とは、病名ではなく、機能不全の家族に育ち、大人になっても生きづらさ抱えている人の総称です。親から無条件の愛情を得られていないと、自己肯定感が育たず、他人に認めてもらうことが存在価値となってしまいます。しかし、ワークを重ねることで自分で自分を認められるようになり、自分らしく自由に生きられるようになります。時間はかかりますが、「変わりたい!」と本気で思えば必ず変わることができます。
ACに特化したカウンセリングはこちらへ→アダルトチルドレンの回復カウンセリング
コミュニケーションが苦手
言いたいことがうまく伝えられない/つい余計なことを言ってしまう/バカ正直/相手の言葉を真に受けてしまう/相手の顔色を伺ってしまう/Noが言えない/人に頼れない/素直に甘えられない/嫌われたくないなど
コミュニケーションで思うようにいかない方は、たいてい次のいずれかに当てはまると思います。
1. つい言い過ぎてしまって後悔することが多い
2. 言いたいことがあっても何も言えず、わかってもらえない
3. 本当に言いたいことと違うことを言ってしまい、誤解されてしまう
これらは、すべてうまくいかないコミュニケーションのパターンです。原因は、うまくいくコミュニケーションスキルを知らないからです。そこで、効果的な表現法である「アサーション」をご一緒に練習し、背後にある思いこみの修正にも取りくんでいきます。
感情のコントロールが難しい
すぐイライラしてしまう/不安で仕方ない/焦ってパニックになりやすい/寂しくてたまらないなど
誤解されている方が多いのですが、感情のコントロール=抑圧ではありません。ネガティブな感情は誰にでもあり、自分を守るためのものでもあるので、なくすことはできません。問題は過剰に感じ、不適切な言動をとってしまうことです。
ネガティブな感情は適切にアウトプットすることで消化されていきます。また、ネガティブな感情はネガティブな考え方から生じますが、考え方は練習すれば変えることができます。これらのしくみや対処法をお伝えし、変化をサポートします(認知行動療法)。ネガティブな感情からあなたが本当に望んでいることもみつかります。
自分がわからない・自信がない
自分が何をしたいかわからない/意見を求められると困る/他人からどう思われるかがとても気になる/必要とされないと存在価値があると思えない/悪く思われたくない/失敗するのが怖い/居場所がないなど
自信がないから他人の目(評価)が気になる、他人からの評価が自分の存在価値になるので失敗が致命的に思える、悪く思われたくないからまわりを基準にものごとを決めるようになり、自分の感情や欲求がよくわからなくなる、自分の欲求がわからないから自分を満たすことができず自信がつかない・・・こうした不安→依存の悪循環を脱するサポートをいたします。
具体的には、自己肯定感を高めるために、ありのままの自分を認められるよう、好き嫌いや今までの歴史などあなた自身のことを無理のない範囲で少しずつお話ししていただくことで、人生の主役は自分だという感覚を取り戻していきます。
婚活がうまくいかない・寂しい
最近増えているのが、婚活疲れやひとりが寂しいというご相談です。
結婚は「してもいいし、しなくてもいい」ものなのですが、悩んでいる方は「しなければならない」のに「できない」と自分を責めて自信をなくしています。従って、ここを区別することから始め、次に、結婚に何を求めているのかを具体的にしていきます。
「ひとりが寂しい」からというのは共依存の相手を求めていることになり、残念ながらハッピーな関係にはなりにくいので、まず、「ひとりでも幸せ、二人だともっと幸せ」に感じられるよう、自分を満たすことをサポートいたします。
「誰かに満たしてもらいたい」という依存を手放せた方は、自然と出会いに恵まれるようになり、嬉しいご報告を多数いただいています。
人間関係のお悩み
パートナー(夫婦、恋人)/家族(親子、兄弟姉妹、アダルト・チルドレン)/友人/同僚/LBGTなど/恋愛、失恋、結婚、離婚、不倫、浮気、中絶など
重要な他者(パートナー、家族、恋人、親友など)との関係に悩んでいる場合は、その相手とのコミュニケーションパターンをお聞きして改善を図ります。
もし離別を考えている場合でも、次の相手と同じ問題を繰り越さないために、また、納得して次のステップに進むために、今の相手と練習だと思ってコミュニケーションの改善を図ってみることをオススメしています。重要な他者以外の人との関係に悩んでいる場合は、人間関係の優先順位を考えることからご一緒にお話ししていきます。
大切な人を失った場合は、喪の作業と呼ばれる一連のプロセスが必要です。まずは、しっかり悲しむということが重要です。そのあと、後悔や怒りの感情なども出てきますが、これらのプロセスに寄り添い、お気持ちを受けとめます。
近年、LBGTの方のご相談も増えています。お気持ちを受けとめるしかできませんが、もし誰にも言えず苦しい思いをされているようなら、どうぞお話しにいらしてください。
※最近、ご自身もしくはパートナーやご家族が発達障害(自閉症スペクトラム障害やADHDなど) と思われるケースが多く見受けられます。もし発達障害の傾向がある場合は、コミュニケーションスキルの上達を求めるより、まわりに理解を求める環境調整にエネルギーを使うほうが生産的だと考えます。
本やネットで特徴などを調べ、疑わしい場合は受診をお勧めいたします。 ADHDには処方薬もあります。カウンセリングでは、発達障害の諸症状からくる自信のなさや思いこみへの囚われなどの改善や、環境調整など今後の対策についてもサポートいたします。
仕事のお悩み
上司と合わない/部下とどう接していいかわからない/パワハラ・セクハラ・いじめに遭っている/今の仕事でいいのか/やる気がでないなど
仕事のお悩みは、人間関係、仕事の質と量の3つがトップ3ですが、人間関係の優先順位、コミュニケーションのパターン、オンオフの切り替え、ストレス解消法など多方面からお話を伺っていきます。モチベーションアップには、仕事以外の充実(特にプライベートな人間関係)がポイントになっていることも多いです。
休職中で何をどうしていいかわからない
休職中にどう過ごせばいいのかわからない/復職できるか不安/転職したほうがいいのではないかなど
実際に企業で使用している「復職のステップ」を利用し、段階的に復職をめざします。これを使うことで休職中の過ごし方や今どの程度の段階にいるかがわかり ます。ある程度回復してきたら、復職にあたっての不安や再発予防についてご一緒にしっかり考えていきましょう。転職は、今の会社で異動を含めどうにもなら なくなってからです。
穏やかな日々を送るために、ひとりでは切り替えが難しいときはカウンセラーによるサポートを受けてみませんか。
ご一緒にあなたの問題を考え、整理して、納得のいく解決法を提案いたします。